慢性化する肝炎

ウイルス性の病気における症状は、共通している部分が多いと言えますが、このB型肝炎に関しても、ウイルス性のインフルエンザとよく似た症状が見られます。発熱、倦怠感、眩暈、体の震え…そういった症状が顕著にみられるようになります。ただし、これらの症状があるからと言って、全てが同一の原因に起因しているとは言い切れません。まず、B型肝炎が引き起こす症状にはいくつかの種類に分類でき、『慢性』のもの、そして『急性』のもの、そして『劇症型』のもの、があります。B型急性肝炎(『type “B” acute hepatitis』)は、慢性化することもありますが、基本的には治療によって自然に治癒が可能となっています。もちろん、それが慢性化した場合は別です。慢性肝炎になった場合、当然のことながら症状が長期に及ぶため、その分肝臓への負担が大きくなり、肝硬変などを引き起こす可能性が高くなります。肝炎には『肝臓の肥大化』が見られる場合が多くあります。

ここで一番注意したいのが、『劇症化』です。B型肝炎は他の肝炎に比べてより劇症化する可能性が高い肝炎である、と言えます。もし肝炎が劇症化した場合、死亡率が大きく上昇します。肝臓の機能を司る細胞が、広範囲にわたって破壊されるためです。